
映画「のぼうの城」の舞台となった忍城があることで戦国ファンから知られる行田市は、小さな街ながら、路地の裏のそのまた裏に何か「素敵なもの」が隠されていそうな、あやしい雰囲気を持った場所である。
今回見つけたのも、そんなあやしすぎる隠れ家的カフェ。というより、「隠れているカフェ」といった方が良いかも知れない。

行田市の「Cafe閑居」は、行田市の初代市長である奥貫賢一氏の邸宅を特別にご家族から許可をいただいて借り受け、改装した建物を使っているそうだ。
奥貫賢一氏は終戦を契機にハノイの総領事を最後に外交官生活に終止符をうたれ行田に帰ってこられました。
地域の人々に乞われて初代行田市長併せて行田商工会議所会頭となり、はからずも戦後の混乱期に政治、経済の両面に亘って行田市の未来を託される立場に立たれました。
在任中、忍藩士族共有地の整理解放・市制施行・下水道の造成・富士見工業団地の造成等、都市基盤の確立・近代化へ行田市を導きました。
53歳の若さで市長の職を辞し59歳では一切の公職からも離れ、その後私塾を開き後進の指導にあたられました。【引用:カフェ閑居ホームページより】
これぞまさに和洋折衷といった趣。
全体的には「和」なのだが、ところどころに「洋」がひょっこり顔を出す。

本日のメニュー。
パンフレートがあったりごは膳があったり、カレーがあったりする。

とてもカフェとは思えない外観。

入口もとってもレトロ。
「閑居」さんが住んでいらっしゃると誤解する人もいるとかいないとか(嘘)

店内の内装や調度品があまりにも貴重なため、何かあったら大変なようで。
無邪気な子ども達が走り回るのはよくないので、入店はできないとのこと。
大人の空間ということですな。

玄関を抜けて店内に入る。
きしきしと音をたてる廊下を抜け、襖をあけるとそこがカフェスペース。
レトロなランプのやわらかいオレンジ色の光が室内をぼんやりと照らす。

テーブルは掘りごたつ仕様。

縁側の向こう側には、立派な庭園が見える・

こちらがメニュー。
毎日店内で焼いているグラハムブレッドを使ったパンプレートの他に、ご飯もの、カレーもある。

本日のご飯は、八幡巻に大根の煮物、ほたてご飯にお味噌汁だそうだ。
「八幡巻」を調べてみた所、下処理をしたゴボウなどの野菜をウナギや肉で巻いて、さらに煮たり焼いたりしたものらしい。
頼めば分かるさ!ということで、このごはん膳と季節のパンプレートを注文した。

こちらごはん膳。
色とりどりでなんともヘルシー&美味しそう。
やはり料理は見た目も大事なんだなと思わせる配膳である。
中央奥に鎮座した卵焼きとポテトサラダがにくい。

ほぐしたホタテがたんまり入っている。
海からやってきたお出汁を吸い込んだご飯がうまい。
ホタテご飯というものを初めて食べたが、味の染み具合が抜群だ。

こちら八幡巻。
人参などの野菜を鶏肉で巻いてある。
ヘルシーだがジューシー。

肉厚で食べ応え有り。
肉に染みた醤油味でまたご飯が進む。

こちらボリューム満点な季節のパンプレート。
塩ぶたのハーブ風味と大きなマカロニグラタン。
かなりのボリュームである。
店内は、9割が女性であったが、この季節のパンプレートを注文している方は非常に多かった。
選べるメニューにたくさんの品目、焼きたてのパン。
そしてこの見た目。
女子の心をくすぐりまくる(のであろう)一皿だ。

食後には珈琲と紅茶もつく。
手作りのロールケーキも自慢だそうで、小粋なカフェタイムを満喫されているマダムもいらっしゃった。
日常から少し逸脱した落ち着いた空間で大人のランチを楽しみたいあなた。
そこのあなた!
ぜひ、一度訪れてみてはどうだろう。
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住所: 〒361-0073 埼玉県行田市行田7−3
電話:048-556-2052
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